薬剤師の就職先は?病院や薬局以外の選択肢もあり!

薬剤師

薬剤師の就職先というと調剤薬局や病院が思い浮かびますが、そのほかにも薬剤師資格を活かせる職場は臨床・非臨床問わず多くあります。選択肢を多く知っておくことで、将来のキャリアを見据えて自分自身の能力を発揮できる職場を選ぶことができるでしょう。

今回は薬剤師の就職先とそれぞれの仕事内容を簡単に紹介していきます。転職の際の職場選びの参考にしてみてください。

薬剤師といえば!調剤薬局や病院

まずは薬剤師の職場として最もイメージしやすいであろう薬局や病院についてみていきましょう。

調剤薬局では医師が発行した処方箋に基づいて調剤して患者さまにお渡しするのがおもな業務となります。年収は中程度ですが、勤務時間を周辺の医療機関の診療時間に合わせている薬局が多いため、夜遅くまでの勤務や当直が発生することはほぼないのが特徴です。また、日曜が休日の薬局も多く、ライフワークバランスを重要視している方には働きやすい環境といえるでしょう。

病院薬剤師の一番の特徴は、夜勤や当直を行なう可能性が高いという点です。また、薬局勤務に比べて仕事内容も多岐にわたることが多い傾向にあります。ですが、チーム医療の担い手として高度な薬学知識を求められるので、専門性を高めたい方、医療に貢献したい方には最適な環境です。

ドラッグストアも薬剤師の就職先として多く挙げられるでしょう。OCT薬の販売がおもな業務ですが、調剤を併設する店舗も増えており幅広い知識とスキルが求められます。給料も比較的上がりやすいですが、営業時間が長かったりシフト制だったりというデメリットもあります。

実はこんなところでも活躍!製薬企業や公務員

実は薬剤師の資格と知識を活用できる場は病院や薬局などの臨床の場だけではありません。

例としてまず挙げられるのが、製薬企業です。薬剤師としてだけではなく、MR、CRA、CRCなどさまざまな職種の募集があり、薬の開発から流通まで多くの人の健康にかかわることができるでしょう。給与も高い傾向にあり、土日祝が休みの場合が多いので人気が高い職種です。ただし、薬剤師の資格だけでは就職が難しいといわれています。

そのほかにも公務員という選択肢があります。公務員薬剤師にはおもに国家公務員と地方公務員があり、国家公務員はおもに厚生労働省に、地方公務員は公立病院や保健所などに所属します。募集人数が少なく、薬剤師免許だけでなく公務員試験に合格する必要がありますが、福利厚生や収入が安定している点などが魅力の就職先です。

なお、上記の2つ以外にも大学や医薬品卸企業などが候補として挙げられます。

まとめ

今回は薬剤師が活躍できる就職先をご紹介しました。職場によって働き方は異なるうえ、それぞれメリット・デメリットがあるので、ご自身の得意なことや適性、将来のキャリアを見据えてしっかりと検討をしていくとよいでしょう。

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